セミナーを開催する際、多くの参加者を集めるために告知が欠かせません。
しかし、どのような方法で告知をすると参加者が集まりやすいのでしょうか。
セミナーの告知方法として有効な手段と、具体的なやり方を紹介します。
目次
Facebookのイベントページを作成する
セミナーを複数回にわたって行うのであれば、SNSで専用のページを作成して、開催の都度告知する方法が有効です。
セミナーの告知に有効なSNSの1つとして、Facebookが挙げられます。
Facebookの場合は、簡単に用意できるイベントページを作成する方法です。
Facebookのイベントページを用意する際に重要なことは、セミナーの内容や参加者が何を得られるのかを知らせること、内容を簡潔にまとめることだといえます。
セミナーの内容に関しては、「なぜセミナーを開催するのか」「参加するメリットは何か」を盛り込むことが重要です。
また、Facebookのイベントページを開いた際に最初に表示される画面に収まるよう、記入する文章は10行以内にまとめます。
アカウントの管理・運用を怠らないこと
Facebookのイベントページを作成したあとは、アカウントを管理・運用することも大切です。
イベントページの作成後は、広告を出稿します。Facebook広告は、自分で好きな予算を設定できるため、広告運用をしやすいことがメリットです。
また、ターゲットも細かく決められるため、告知したいセミナーにマッチするターゲットを設定しましょう。さらに、Facebookにはセミナーなどのイベントを告知する目的のグループも存在します。
専用のグループに申請を出して承認されると無料で多くの人に告知できるうえ、グループのメンバーが1000名以上にのぼるグループもあり、1度に多くの人に告知をすることも可能です。
ただし、グループごとにマナーやルールが決められているため、しっかりと守って告知を行いましょう。
Twitterでの告知は人間性をアピールする
Twitterは、広告セミナーの告知に非常に有効的なツールではあるものの、集客をするために活用するのは少々難しいといえます。
そのため、「具体的な情報と人間性を伝える」という、2つのポイントに絞ってTwitterを活用しましょう。
まず、セミナーの告知文は情報とセミナーへの想いを盛り込み、感情が伝わる文章にします。
Twitterの特徴として、単調な情報や告知文は多くのタイムラインに埋もれ、ユーザーに読み流されてしまう可能性が高いです。
さらに、セミナーの場所と日程もしっかりと記載するなど、基本的な情報を記載するのを忘れないようにしましょう。
メールでセミナー集客をする方法もある
メールでセミナーの集客をする方法としては、
・知人へメールを送る方法
・メールマガジンを発行する方法
の2種類があります。
知人へメールを送る方法
まず、名刺交換をした知り合いなどのなかから、セミナーの趣旨に会う人に対しメールを送信する方法です。
対象の相手に送信するメールのなかに、セミナー情報サイトのリンクを貼ります。
そして、クリックしてもらい、セミナーの詳細ページを閲覧し、参加を検討してもらうという流れです。
メールを作成する際には、全体を簡潔にまとめたり、冒頭でどのような内容のメールなのか分かるように工夫したりする必要があります。
忙しい相手に、なるべく早くセミナー情報のメールであることを理解してもらうことが大切です。
また、メールの内容とセミナーの詳細リンクの内容は、別のものにすることもポイントだといえます。
メールに記載されている内容に興味を持ってURLをクリックしたにも関わらず、メールの内容とセミナー詳細サイトの内容が同じでは、見た相手が落胆してしまう可能性もあるでしょう。
メールでは主な内容だけは伝え、セミナー詳細サイトに詳しい内容や、参加することへのメリットなどを盛り込みましょう。
メールでの集客
メールでの集客は、メールマガジンの配信という方法もあります。
メールマガジンとは、購読者に対して直接告知をするための方法であり、リアルタイムでセミナーの告知をできることがメリットです。
最初に申し込みフォームを作り、メールの本文にはセミナーの情報、セミナーの告知と「お問い合わせください」といった文言、フォームのリンクを記載します。
ただし、メールマガジンで問い合わせや参加の申し込みがあった場合も、申込者はセミナーのことを忘れていたり新しい予定が入ったりといった可能性もあるのです。
そのため、必ずセミナーの2日前にはリマインドメールを送信しましょう。
オフラインでもセミナー告知をする
オフライン集客としては、FAXとチラシの作成が挙げられます。
FAXでの集客
FAXは送信する日時を間違えてしまうと、読んでもらえなかったり捨てられてしまったりといった可能性があるため、注意が必要です。
週末や営業時間外、月末や長期休暇などのタイミングでは送信しないようにしましょう。
また、A4サイズの用紙1枚にまとめるよう必要な情報だけを簡潔にまとめることも重要です。
FAXは、広告のようになることは避けてデザインはシンプルに仕上げることを意識します。
セミナーに申し込むことで得られるメリットなどが分かりやすいよう文字や写真、イラストなどの配置も検討することが大切です。
加えて、用紙の下部に申し込み欄を設けたうえで、返信先のFAX番号や担当者の氏名などを記載します。
チラシでの集客
チラシを作成してセミナーの告知をする際には、一目で何が書かれているのかが分かるようにタイトルをシンプルにすることがポイントです。
さらに、強調したい部分の文字の色や大きさを変えるなど、情報を盛り込むことだけに集中せず、デザインや文字のバランスも意識しましょう。
チラシには、3分の1程度の大きさでキャッチコピーを書き、セミナーのタイトルや内容、主催している団体や講師の顔写真とプロフィール、開催日時や料金、申し込み方法や連絡先などを記載します。
一定の地域で限定性の高いセミナーであれば、直接ポストへ投函するポスティングを依頼する方法が有効です。
加えて、作成したチラシを持参してセミナーのターゲットが集まる交流会へ参加するなど、手渡しで告知をする方法もあります。
手渡しが難しい場合には、店頭やラックなど、チラシを置いてもらえる場所がないか探し、営業をかけて置かせてもらうのもよいでしょう。
集客代行という選択
ほかにも、セミナーの告知から集客までのすべての流れを代行してくれる業者もあります。
セミナー告知代行業者へ依頼をすると、業者が保有しているリストのなかから、セミナーのターゲットに適した相手へ的を絞って効率的に告知を行うことが可能です。
セミナー告知代行業者では、FAXやダイレクトメール、メールマガジンのほか、告知専用サイトなども管理・運用ており、1度に多くの人へ告知します。
自分ですべての告知活動をすることが難しいという人は、代行業者を併用する方法も有効です。
ただし、セミナー告知代行業者を利用する場合には有料となるケースもあります。
そのため、開催するセミナーへの参加料が「無料なのか」「有料なのか」についてもしっかりと確認しておきましょう。
有料であれば、固定料金以外にも参加者の人数によって成果報酬型を採用していることも多い傾向です。
人脈を活用してセミナーの告知をする
過去にセミナーを開催した経験があれば、参加者へ連絡をすることでスムーズに告知を行えます。
参加者が再度セミナーに参加する場合もあり、過去のセミナーに好印象を抱いている場合には知人を誘ってくれたり、告知をしてくれたりする可能性もあるのです。
また、過去のセミナー参加者へ告知をする際には特典をつけるなど、通常の参加者と差別化することでより好印象を抱くことにつながるでしょう。
さらに、開催するセミナーに関連した団体や企業と共催する方法もあります。
有名人やインフルエンサーなどと共催するよりもハードルは高くなりますが、団体や企業の規模によっては非常に告知効果が大きくなるため、チャレンジしてみるのもよいでしょう。
セミナー告知はあらゆる方法を試すことが重要
セミナー告知には、さまざまな方法がありますが、どれか1つを行えば十分であるということはありません。
すべての方法を試し、可能な限り多くの人にセミナーの存在や魅力を知ってもらうことが大切です。
そのため、オンラインやオフラインなど、あらゆる方法でセミナーの告知を行いましょう。