セミナー講師の悩みの筆頭といえば「セミナーに人が集まらない」です。
そんなときに
「もっと有名だったら集客も楽なのに…」
「もっと広告予算があれば集客できるのに…」
と嘆く人が多いのも事実ですが、セミナー講師が有名ではなくても多くのお客様で賑わうセミナーを作ることは可能ですし、広告費をかけずともセミナー集客を成功させることは可能です。
この記事では、集客できるセミナーのポイントはもちろん、セミナー集客で必ず行うべきノウハウを全て解説しています。
このセミナー集客のノウハウを実践することで、大きな成果を残すセミナーを開催することが可能になるでしょう!
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目次
集客できるセミナーを作る2つのポイント
セミナーの集客方法を考える前に、自分のセミナーが集客できるセミナーかどうかについて考える必要があります。
なぜならば、そのセミナーが集客できるかどうかは「セミナーの内容」と「告知文」にかかっているからです。
具体的にチェックすべきポイントは、5点あります。
簡単に説明しますね。
セミナー内容でチェックすべき2点
まず、セミナーの内容でチェックすべき点は2点です。
それは
- ターゲットは十分絞られているか
- セミナーの内容に独自性・限定性はあるか
の2点になります。
ターゲットは十分絞られているか?
セミナーのターゲティングがきちんとなされていないセミナーは、誰が聞いてもつまらないセミナーになってしまいます。
中には、セミナーのターゲットを絞ることで「限定された人しか来なくなる」と、あえてぼやけたターゲット設定をする方がいますが、これは間違いです。
セミナーに来た人が「このセミナーは、今の私のためにあるセミナーだ」と感じるためには、マニアックなほどに、ターゲットを絞ることが大切です。
そのためには、あなた自身がセミナーのターゲットの姿をありありと想像できなければなりません。
独自性・限定性はあるか
次に大切なのが、セミナーに独自性と限定性があることです。
ありきたりな内容で、いつでも聞ける内容のセミナーでは、集客をすることはできません。
そのセミナーでしか聞けない“何か”があるからこそ、人は集まってくるのです。
セミナーに独自性と限定性を持たせるためには、ターゲットを細く絞り、専門的な内容である必要があります。
専門的であればあるほど、ターゲットを絞ることができ、欲しい人に届きやすくなるのです。
専門的なセミナーにするための考え方や理論は、
「差別化戦略の正しい方法!圧倒的な集客に通じるノウハウ大公開」
にまとめてあります。
自分のセミナーに専門性がないと感じているなら、必ず参考になりますのでぜひご一読ください。
セミナー告知時にチェックすべき3点
次に、セミナーの告知時にチェックすべき3点についてお話しします。
その3つとは、
- 魅力的なキャッチコピーを作る方法
- 参加者が喜ぶ参加特典
- 参加者の不安をどのように取り除くか
の3つです。
魅力的なキャッチコピーを作る方法
セミナーは、参加しなくても生きていけるものです。そこにわざわざ参加してもらうためには、ターゲットになる見込み客の心を動かす必要があります。
そこで一役買うのが、魅力的なキャッチコピーです。
良いキャッチコピーは人目を引きますし、心を動かします。
あなたも、書店でキャッチコピーに惹かれて本を手に取ったり、ポスターのコピーに惹かれて映画を観に行った経験がありますよね。
それと同じようにセミナー集客でも、キャッチコピーは重要なのです。
とはいえ、素人が魅力的なキャッチコピーを作るのは難しいです。
そんなときは、プロに任せてしまうのが一番簡単です。クラウドソーシングが発達した現代では、500円でプロにキャッチコピーを依頼することも可能です。
詳しくはここでは述べませんが、クラウドソーシングサイトを上手に利用して、プロにキャッチコピーを依頼してみてはいかがでしょう。
参加者がよろこぶセミナー参加特典
次にチェックするポイントは、セミナー参加者への参加特典はあるかということです。
セミナーは、知識や体験を吸収するために参加するものですが、それにプラスして参加特典があれば嬉しいですよね。
参加特典があるかどうかで、ターゲットのセミナー参加意欲が大幅に左右されるのも事実です。
参加特典は、ものである必要はありません。
例えば、「セミナー参加者しか手に入れることができない、音声ファイル」でもいいですし、「通常は有料のアフタフォローが無料になる権利」でもいいのです。
セミナーに来たお客様が「このセミナーにきて得をした!」と思える参加特典を用意しましょう。
参加者の不安をどのように取り除くか
最後のチェックポイントは、参加者の不安を取り除いているかどうかです。
セミナーへの参加を検討している人は、常に不安を持っています。
例えば「場所が遠くないか」「お金はどれくらいかかるのか」「どんな参加者がいるのか」などです。
この不安を、セミナー告知の段階でどれだけ解消できるかでセミナー集客の人数が大幅に変わってきます。
例えば、セミナーの雰囲気がわからなくて不安なお客様のために、セミナー参加フォームに前回のセミナーの様子を画像で貼り付けた申し込みページと、貼り付けていない申し込みページではクリック率に雲泥の差が出てくるのです。
「口コミを発生させる条件はこれだ!バズマーケティングのやり方」は、バズマーケティングに関する記事ですが、口コミを発生させ、爆発的な集客をするための下準備が書かれています。セミナー告知前に用意するものとして、参考にしてください。
SNSを活用したセミナー集客方法
セミナー集客に成功できるかどうかは、内容にかかっているというお話をしました。
ここからは、セミナー集客の方法を解説していきます。
まずは、SNSやHPなどを利用したセミナー集客の方法です。
セミナー情報サイトのフォーマットを利用する
自分のSNSや自社のHPにセミナー情報を掲載する前に、利用していただきたいのが「セミナー情報サイト」です。
セミナー情報サイトとは、全国のセミナー情報を掲載しているポータルサイトのことです。
情報の掲載が有料のサイトもありますが、無料で掲載できるサイトも数多くあります。
これらのサイトを利用すると、セミナーの情報をインターネット上で告知できるだけでなく、セミナー集客に効果的な、フォーマットを利用することができるのです。
例えば、セミナー集客にあたってHP上に掲載する告知文のフォーマットや、プレスリリースのフォーマットなどを利用できます。
ですので、まず最初にセミナー情報サイトへ登録し、これらのサイトのフォーマットを自分のSNSや自社のHPへコピー&ペーストしましょう。
こうすることで、見栄えがよく効果的な告知文を簡単に手に入れることができます。
SNSやHPにセミナー情報を掲載
セミナー情報サイトへの登録が完了したら、次に自分のSNSや自社HPでセミナー情報を告知していきましょう。
この際のポイントは
- HPをレスポンシブデザインにする
- 申し込みリンクは目に留まる場所に配置する
の2つです。
レスポンシブデザインにする
SNSやHPでセミナー告知をする際に必ず考えなくてはならないのが、スマートフォンユーザーのことです。
企業のHPへのメインの来訪者が、パソコンからの来訪者だった時代は終わりを告げました。
今やインターネット上のコンテンツは、スマートフォンで見る時代です。
レスポンシブデザインとは、簡単にいうとパソコン上で表示されるページをそのままスマートフォンでも表示できるようにしたデザインのこと。
数年前までは、携帯電話からの来訪者のためにパソコン用とスマートフォン用の2つのページを立ち上げる必要があったのですが、今はHP作成の際にレスポンシブデザインを採用するだけで、スマートフォンユーザーもストレスなくHPを閲覧することができるのです。
あなたのSNSやHPの来訪者の全てがパソコンからの来訪者ということは考えづらいですので、セミナー告知をする前に必ずレスポンシブデザインにしてください。
申込リンクは目に留まる場所に
次のポイントは、申し込みリンクを目に留まる場所に設置するということです。
せっかく申し込みリンクを設置しても、ターゲットに見てもらえないのでは意味がありません。
HPのリンクは、コンテンツ本文にあるものがが最もクリックされやすく、次にヘッダー(HP上部)、サイドバー(HP左右にある告知スペース)、最後にフッター(HP下部)の順にクリックされにくいと言われています。
自分が保有しているサイトの読者の気持ちになって、セミナー告知リンクを貼っていきたいですね。
セミナーのFacebookページを作る
自分のHPにセミナーの告知文を掲載したら、次はセミナーのFacebookページを作成しましょう。
自分のFacebookページとは別に、開催するセミナーだけのFacebookページを作成してください。
そうすることで、自分のプライベートと分けてセミナーの告知をすることができますし、あなたと親しくない人でもセミナーの情報を受け取ることができます。
名刺交換した相手をセミナーページに招待
セミナーのFacebookページを作成したら、今まで名刺交換した相手をセミナーのFacebookページに招待しましょう。
招待する際に、一言メッセージを添えると効果的です。
申込状況を実況報告する
Facebookページを作成したら、ぜひ行いたいのが「このページでしか手に入らないセミナー情報の発信」です。
セミナーのFacebookページに「いいね!」をしていただいたお客様や参加予定のお客様に向けて、セミナーを事前に盛り上げる情報を発信していきましょう。
例えば、「セミナーの申し込み状況の実況中継」もできますし、「特別講師の決定」「前回の参加者の声」などの情報も喜ばれます。
有料広告を配信する
予算があれば行っておきたいのが、Facebookの有料広告の利用です。
予算がない場合は仕方がないのですが、セミナー開催が決まったら、できるだけ長い期間広告の配信を行っておきたいですね。
メールマガジン・Twitterで告知する
セミナー専用のFacebookページで告知を始めたら、メールマガジンやTwitterでも告知を行いましょう。
投稿は曜日別・時間別に行う
セミナー集客のための、メールマガジンやTwitter告知は曜日別、時間帯別に行うのがポイントです。
メールマガジンもTwitterも曜日や時間帯によって開封率が大きく異なります。
自分のセミナーのターゲット層がどの時間帯に開封する可能性が高いのかは、実際にテストをしながら様子をみましょう。
ですが、テストをしている時間がない場合は、新聞のテレビ欄やラジオ欄を参考にしてみてください。
自分がターゲットにしている層が「見たい」と予想される番組はどの時間帯に始まっているでしょうか。
テレビやラジオも、「届けたい相手に最も届きやすい時間帯」を狙って番組を作っています。
なんの策もなく、メールマガジンやTwitterを流すよりはいい結果が得られるでしょう。
人脈を利用してセミナー集客するコツ
ここまでは、SNSやHPを利用して集客するノウハウをお話ししてきました。
この章では、人脈を利用してセミナー集客するコツを解説します。
過去の参加者を招待する
人脈を利用してセミナー集客をする際に考えるべきことは、過去に開催したセミナーへの参加者の招待です。
参加者自身が参加してくれる可能性もありますし、過去に開催したセミナーに好印象を持っているなら、身近な人を紹介してくれる可能性があります。
紹介者特典をつける
過去の参加者を招待する際に、必ずつけたいのが紹介者特典です。
「大切な人を紹介してくれたなら、紹介してくれたあなたにも、紹介していただいた大切な人にも特典があります」
とアナウンスをすることで、紹介しやすくなるのです。
紹介制度の運用については、
「参加者を低コストで爆発的に増やすには、紹介制度を運用しろ!」
に詳しく解説しています。
よく見かける紹介制度が流行らない理由から、過去のセミナー参加者が積極的にセミナー集客に協力してくれる秘訣までしっかり解説していますので、参考にしてください。
信用力のある人を招待する
「よくわからないけれど、あの人の周りには人が集まる」という人を、セミナーに招待することで集客に繋がります。
常に人が集まっている人は、言うなればハブ空港のような人です。
「あの人が言うなら」「あの人も行くなら」と連鎖的にセミナーに参加する人が増えますし、セミナーに好印象を持ってもらえれば、口コミの発生源にもなってくれます。
有名人とのジョイントベンチャー
その分野の有名人やカリスマとジョイントベンチャーをすることで、簡単にセミナー集客をすることができます。
簡単に言いましたが、実際に簡単にできるのです。
その分野のカリスマや有名人とジョイントベンチャーをするためには、まずその人たちにアポイントを取る必要があります。アポイントを取る作業は、時間もかかるし面倒に感じますが、これはオンライン秘書サービスを利用することで外注が可能です。かかる料金も月3000円程度になります。
最も面倒な作業は外注できるのですから、その分野の有名人やカリスマとの共同開催セミナーを集客の手段として考えましょう。
顧客名簿のある企業・団体と共催する
顧客名簿のある企業・団体と共催することも、セミナー集客の方法として有効です。
あなたのセミナーに関係のありそうな企業や団体とセミナーを共催することは、その分野の有名人やカリスマとジョイントベンチャーをするよりも難しいかもしれません。
しかし、企業へのアピールの仕方や肩書きによってはかなり現実的な策になり得ます。
ぜひチャレンジしましょう。
自分を利用するセミナー集客ノウハウ
ここまでは、自分自身では動かずSNSや他人の力を借りる集客ノウハウをご紹介しました。
ここからは、自分自身の人脈や行動力を活かしたセミナー集客ノウハウを解説します。
競合(ライバル)のセミナー参加
自分自身で行うセミナー集客でまず試していただきたいのは、競合(ライバル)のセミナーに参加することです。
言うまでもなく、自分の競合セミナーの参加者は、見込み客でもあります。
ライバルがセミナーでどのようなことを行なっているのかということも参考になりますし、参加者と積極的に名刺交換することで、見込み客のリストを手に入れることが可能です。
エレベータートークで魅力を伝える
この際に有効になるのが、短時間で自分自身のことを伝える「エレベータートーク」テクニックです。
エレベータートークとは、30秒程度の短時間で自分のアイデアや自分自身のことを相手に伝えるテクニックのことです。
競合(ライバル)セミナーでの名刺交換や、ちょっとした会合などで簡潔にしかも魅力的に自分自身のことを語るエレベータートークをぜひ身につけておきましょう。
セミナーのチラシを配布する
セミナーのチラシも積極的に持ち歩きましょう。
会った人や訪問先の会社などにさっと出せるチラシを持っていれば、その場で配布することが可能です。
言葉で伝えるだけでなく、手元に残るチラシを配布することで記憶に残りやすく、時間が経ったときに思い出してもらいやすくなります。
メーリングリストを利用する
メーリングリストを利用してセミナーの告知をする方法もあります。
すでにあるメーリングリストにセミナーのお知らせを送信することもできますが、できれば一工夫したいですね。
メールの署名やヘッダーにセミナー情報を追加
工夫の一つとして、「メールの署名部分やヘッダーにセミナー開催の情報を追加する」があります。
例えば、名前の前に「3月○日に、起業家セミナー開催!」というようにセミナー情報を追加するのです。
署名部分への追加やヘッダー部分への追加は、メールソフトの機能を使用することで一括操作することができますので、手間もかかりません。
セミナー開催日までの日数によって文面を変更するのも、臨場感があっていいでしょう。
追伸としてセミナー情報を告知する
また、メールの本文に「追伸」としてセミナー情報を追加するセミナー集客方法もあります。
本文が終わった後に、
「追伸:3月○日に起業家セミナーを開催します。
限定30人のセミナーですが、残席わずかです!」
のようにセミナー告知情報を掲載します。
署名部分やヘッダー部分よりも、追伸という形で本文に掲載されていた方が読んでくれる人が増えます。
セミナー集客代行業者に依頼する
セミナー集客の全てを代行してもらう方法もあります。
セミナー集客代行業者に集客を依頼すると、セミナー集客代行業者が持っているリストを使用してセミナー集客を行なってもらうことができます。
セミナー集客代行業者は、FAXやDM、メールマガジン、集客専用のサイトなどを利用して集客するので、自分でセミナー集客をするには時間がないという方には向いているかもしれません。
ただし、セミナー集客代行業者は有料でのサービスです。
料金は、セミナーの参加料が無料か有料かによって異なり、セミナー参加料が有料の場合は、固定料金の他に参加者の人数によって料金が増える「成果報酬型」であることが多いようです。
セミナー集客代行業者は、広告費の予算に余裕がある場合に利用したいですね。
まとめ
セミナー集客のノウハウ決定版をお送りしました。
セミナーで成功している人が、集客に成功しているのは「有名だから」でも「広告費をかけているから」でもありません。
今回ご紹介したようなセミナー集客のノウハウと淡々と行い、見込み客のリストを集め、ファンを作り、改善を行なってきた結果、セミナーで多くの人を集めることが可能になっているのです。
また、冒頭でも述べましたように集客に成功し、大きな売り上げを上げるセミナーは内容も大切です。
今回の記事では、セミナーの集客に焦点を当ててご紹介しましたが、メールマガジンでは、セミナーの内容作りから集客の仕方、商品販売のやり方までのノウハウをご紹介しています。
ぜひ、メールマガジンに登録し、セミナー集客に成功し続け、大きな売り上げを上げるセミナー講師への一歩を踏み出してはいかがでしょうか。