「コンテンツを販売すればセミナーの売り上げが上がる」
でも
「お客様にコンテンツを販売するのは気がひける」
そういう悩みを抱えるセミナー講師は少なくありません。
しかし、セミナーでコンテンツ販売をしているなら、その「気がひける」という考えは間違っています。
今回は、セミナー講師がセミナーでコンテンツを販売するにあたって心得ておきたいたった一つのことについてお伝えします。
目次
講師全般に言える心得とは
受講者を支える人であること
一般的に講師全般に言える「講師としての心得」に、「講師たるものは受講者を支える人であるべし」というものがあります。
どういうことかというと、
「講師は受講者が知識や体験を得るための補助具のような役割であり、セミナーの主人公はあくまでも受講者である」
ということです。
その、いわば支援者ともいうべき役割を果たすために、講師は
1.分かりやすく伝えるスキル
2.伝えるべき知識・経験
3.日々の自己研鑽を忘れない精神力
4.受講者が敬愛の情を抱けるような行動理念
の4つを持つこととされており、この4つを本番で体現するために入念な準備は欠かせないといわれています。
この4つ+入念な準備に関しては、セミナー講師も同じですが、「コンテンツの販売をしたい」と考えているセミナー講師は、これらの他にも心得としておきたいことがあるのです。
セミナー講師として責任を持つ
自身にとって最良のコンテンツを販売する
コンテンツの販売をしたいと考えているセミナー講師としての心得とは、
「セミナー講師として責任を持つ」
ということです。
その意味するところは、
「コンテンツを販売するのなら、自分自身にとって最良のコンテンツを販売する」
ということです。
これだけでは分かりづらいと思いますので、順を追ってご説明しますね。
セミナーは「きっかけ」を作る行為である
コンテンツで相手の人生が変わる
まず、セミナーでセミナー講師が「情報を与える」「教える」「体験させる」ということは、受講者に「きっかけ」を与える行為です。
なんの「きっかけ」かというと、「人生を変えるきっかけ」です。
例え、あなたがコンテンツを販売していなくても、あなたがセミナーを開き受講生が一人でもいれば、あなたのセミナーは他人の人生を変えるきっかけになっています。
実際、セミナー受講がきっかけになって人生が変わったという方もいらっしゃいます。
作った「きっかけ」に責任を持つ
もし、あなたのセミナーで「きっかけ」を得た受講者が、あなたのセミナーでコンテンツを購入させてもらえなかったなら、その受講者は他でコンテンツを買ってしまうかもしれません。
もしかしたら、そのコンテンツはあなたのコンテンツとは似て非なるもので、あなたがセミナーで意図したこととは逆の結果になるものかもしれません。
もしかしたら、あなたのセミナーできっかけを得た受講者が購入しようとしている他のコンテンツは詐欺かもしれません。
そんな悲劇を生まないために、セミナーでセミナー講師がコンテンツを販売するのであれば、
「責任を取る」という心得が必要になってくるのです。
「責任=コンテンツと提供行為に対するサポート」
ここでいう「責任」とは、セミナー講師が受講者に提供するコンテンツとコンテンツを提供したという行為に対するサポートを最大限行うということです。
これを行うには、提供するコンテンツは、提供するセミナー講師にとって最良のコンテンツでなければなりません。
「これは、今の私にとっての最良のコンテンツです。」
と自信を持って言えるからこそ、この「責任」を果たせるからです。
<まとめ>
セミナー講師は相手の人生を変え得る
セミナーを開く行為は、受講者にきっかけを与える行為です。
セミナー講師の責任とは、受講者に与えたことに対して最大限サポートすることです。
ですので、セミナー講師は自分自身にとって最良のコンテンツを受講者に提供し、セミナーを受講した受講者の「結果」を変えなければなりません。
セミナーは、受講者の人生をも変える力を持っているのです。
あなたも、セミナーを通じて受講者の人生を変えてみてはいかがでしょう。